
仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教、古代ギリシャ哲学、ネイティブアメリカン、グノーシス派等では、生まれ変わり・輪廻転生がこの世界の理と捉えています。
仏教では、三界六道・又は六道輪廻と呼ばれる輪廻転生の考え方が教えに含まれており、日本人の多くの方にもなじみが多いと思います。
🔷 三界とは、無色界・色界・欲界を指します。
- 無色界は、無限とも思われる広大な意識が無限とも追われる永い時間の間ただそこにあるだけで、目や耳や口などの感覚識がないことから、他とのコミュニケーションを取る事が出来ず、1人で幸せな気持ちで漂っているだけ、とも言われています。
- 色界は、目と耳の感覚識だけあって、無限とも思われる広大な意識が無限とも追われる永い時間の間そこにある意識世界といわれています。
- 欲界とは、私たちが住んでいるこの世界です。
🔷 六道とは、欲界の中で分かれている存在界の段階です。
- 天道:天界。寿命が長く快楽に満ちるが、業が尽きれば下の道に脱落し、慢心しやすいとも言われています。
- 人間道:我々が住む世界。苦楽混在だが、魂の修行に最も適している十いわれています。
- 修羅道:闘争の世界で、争い、嫉妬、怒りが絶えない、阿修羅の世界といわれています。
- 畜生道:動物の世界。弱肉強食、無知や本能に従う世界といわれています。
- 餓鬼道:絶えず飢えと渇きに苦しむ世界で、強欲・執着の世界ともいわれています。
- 地獄道:極限の苦しみ、怒り・憎しみ、責め苦が続く世界といわれています。
生まれ変わりは、欧米の研究でも実証されつつあります
日本では、仏教の世界観の影響等で当たり前の様に捉えられる事が多い、生まれ変わり・輪廻転生は、欧米でも研究が行われるようになってきています。
一卵性双生児として同一の遺伝子を持つ双子が、生まれながらに刺激に対する反応が異なり好みや性格が違うのは何故か、幼少時に過去生の記憶を持つ子供が多くいるのは何故か、その子供たちの過去生の記憶と現実が一致するのは何故か、何れも人の生が今生だけでは説明が出来ない事例の1つです。
私達が認識・知覚出来るのは、存在世界の3~5%程度といわれています。それ以外の殆どがダークマターやダークエナジーと呼ばれる未知の質量やエネルギーです。残念ながら、それが現代の人間が信じ込んで・頼り切っている科学の限界であり、むしろ全存在世界の在り方の殆ど全てを私達は知らない事・分からないと捉えた方が正確かもしれません。

生まれ変わり(輪廻転生・Reincarnation)を研究し、その存在を訴えている著名な学者
🔷 イアン・スティーヴンソン(Ian Stevenson)
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国籍:カナダ生まれ・アメリカ
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専門:精神科医、バージニア大学教授
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業績:生まれ変わり研究の第一人者
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代表作:
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"Twenty Cases Suggestive of Reincarnation"(『生まれ変わりの証拠―20の実例』)
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内容:前世の記憶を話す子どもたちを世界中で2,500件以上調査。記憶、身体的特徴(アザ・傷)、家族証言などの一致点を詳細に検証。
🔷 ジム・タッカー(Jim B. Tucker)
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国籍:アメリカ
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専門:児童精神科医、バージニア大学・意識研究部門の現教授
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後継者:イアン・スティーヴンソンの研究を引き継ぐ
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代表作:
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"Life Before Life"(『前世を記憶する子どもたち』)
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"Return to Life"
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内容:アメリカを中心に、前世記憶を持つ子どもを調査。科学的な手法で統計や再現性の高い事例を紹介。
🔷 レイモンド・ムーディ(Raymond Moody)
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国籍:アメリカ
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専門:医学博士・哲学博士
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代表作:
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"Life After Life"(『かいま見た死後の世界』)
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内容:臨死体験(NDE)の研究者として有名。臨死体験者の語るビジョンが、転生や魂の存在と深く関係していると指摘。
🔷 エリザベス・キューブラー=ロス(Elisabeth Kübler-Ross)
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国籍:スイス/アメリカ
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専門:精神科医、終末医療のパイオニア
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代表作:
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"On Death and Dying"(『死ぬ瞬間』)
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内容:死にゆく人との対話から、魂の存在や死後の意識を語り、間接的に転生の可能性を認める姿勢をとる。
🔷 ブライアン・L・ワイス(Brian L. Weiss)
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国籍:アメリカ
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専門:精神科医・催眠療法士
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代表作:
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"Many Lives, Many Masters"(『前世療法』)
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内容:催眠療法中に患者が前世の記憶を語り始めたことから研究を開始。臨床例をもとに転生を主張。